世界通貨セレクト人気通貨ペアランキング

NZドル×カナダドルが返り咲きで1位獲得!
1月の収益ランキングはNZドル/カナダドルがトップ。セカツウ月報の初版(2025年5月)より、ずっと3位以内と安定感抜群で新たなトライオートFXと代表通貨ペアと言えるかも知れません。
2位は米ドル/スイスフラン。2025年は米ドル通貨の弱さもあり、ランキング下位に位置する事が多かったですが2026年はいきなりの上位獲得となりました。

1月のNZドル/カナダドルは概ね0.785~0.823(380pips)内で推移。途中もみ合いもありましたが、概ね上昇トレンドで推移しました。
どちらかと言うとNZよりカナダの対米関係の不透明感が警戒材料されている印象でした。
ここ半年ほどは下落トレンド(NZドル安カナダドル高)で推移していた同通貨ペアですが、1月に入り一気に反転(上昇)したことで、これまでの買いポジションが決済されて利益を積み上げています。

買いレンジ(ピンク線)内での下落トレンドと言う厳し目の流れですが、一部スワップ益などもあり実現利益を積み上げています。引き続きドルの弱さが意識されている形。
ちなみに3位の米ドル/カナダドルは売りレンジでの下落トレンド(米ドル安カナダドル高)でチャート的には有利ですし、決済もされていましたが、スワップ損で一部利益マイナスの決済ポジションがあったことが影響したようです。
なお、1月30日に次期FRB議長候補としてケビン・ウォーシュ元FRB理事が発表されました。就任後にどのような政策スタンスを取るのか?ドル安に歯止めをかけるのか?、今後に注目です。
レンジ内推移

「レンジ内推移」は各自動売買で設定しているレンジ帯における、月末時点の価格位置を表したものです。0%をレンジ下限、100%をレンジ上限としています。
1月ランキングでトップだったNZドル/カナダドルは月末時点で49%(前回40%)と非常に安定している一方、2位の米ドル/スイスフランは8%(前回18%)と下限ギリギリに位置するなど両極端な1位2位となっています。12月にレンジ上限を超えた豪ドル/NZドルは若干低下したものの104%(前回107%)とまだレンジブレイクが継続しています。
ちなみにNZドル/カナダドルはデータがある2024年5月~2026年1月の各月末時点のレンジ幅が40%~60%の範囲内で収まっており、世界通貨セレクトの中では最も安定した(≒レンジ幅が狭い)通貨ペアと言えます。
2月以降の注目通貨ペア

12月に「紹介するのはちょっと早いかも・・」と言いながら紹介したノルウェー/スウェーデン(NOK/SEK)を「注目通貨ペア」として後1ヶ月だけ延長させてください!
1月ランキングでは6位とイマイチな結果になりましたが、1月後半には反転上昇に兆しを見せているためです。
ノルウェー安の懸案事項だった原油安が改善の兆しを見せていますし、1月18日にはスウェーデン中銀が現在の金利を2027年まで変更しない方針を示した事で更なる利下げ期待が交代したことも影響している印象です。
一方、ノルウェー中銀も追加利下げの可能性を残しつつも1月は政策金利4.0%の維持を発表しています。両国の金利差でスワップも狙いつつ上昇トレンドを期待する戦略は引き続き効果的です。
1月末時点のノルウェー/スウェーデンのレンジ位置は28%(前回24%)ですが、狙い通りに上昇を続けると買いレンジ内での上昇で為替利益+スワップ益の両取りが期待できます。
皆様のトライオートFXライフの参考になれば幸いです!
【参考】1月の外国為替概況
注目の経済イベントと結果
- 1月9日 カナダ雇用統計(雇用者数・前月比): 結果 +0.82万人
- 1月9日 カナダ雇用統計(失業率): 予想 6.7% 結果 6.8%
- 1月9日 米・雇用統計(失業率): 予想 4.5% 結果 4.4%
- 1月13日 米・CPI [前年比]: 予想 2.7% 結果 2.7%
- 1月19日 カナダCPI [前月比]: 予想 -0.4% % 結果 -0.2%
- 1月22日 豪・雇用統計(雇用者数): 予想 2.63万人 結果 6.52万人
- 1月22日 豪・雇用統計(失業率): 予想 4.4% 結果 4.1%
- 1月22日 米・実質GDP [前期比]: 予想 4.3% 結果 4.4%
- 1月23日 NZ・CPI [前期比]: 予想 0.6% 結果 0.6%
- 1月28日 豪・CPI [前期比]: 予想 0.7% 結果 0.6%
- 1月28日 カナダ・中銀政策金利: 予想 2.25% 結果 2.25%
- 1月29日 米・FRB政策金利 : 予想 3.50%~3.75% 結果 3.50%~3.75%
- 1月30日 カナダ・実質GDP [前月比]: 予想 0.2% 結果 0.0%
全体の動き

山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長
1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員
1月概況:ドル円は介入警戒がトレンドを抑える
1月前半は、10月から続く「高市トレード(積極財政への期待と財政赤字警戒)」での円売りの継続と、堅調な米経済指標を背景に、ドル高円安が進行。14日に前年11月の高値を上回り、2024年7月以来の高値となる1ドル=159円45銭を付けた。
節目の160円を窺う展開となったが、同日、片山財務相が「行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せず適切に対応」と円安を強く牽制。三村財務官も歩調を合わせて「一方向で急激な動きを憂慮」と発言したこともあり、介入警戒感からドル安円買いとなった。19日に157円45銭を付け、高値から2円の調整が入った後、22・23日の日銀金融政策決定会合を前に安値からやや反発。
市場予想通り政策金利が据え置かれた会合後の植田総裁会見において、「物価が見通しを超えてどんどん上昇していく状況にはない」などの発言があり、市場が早期の利上げ再開はないと受け止めたことで円売りが再び強まり、159円23銭を付けた。しかし、高値圏から一気にドル売り円買いが入り157円台へ急落。同日のNY市場に入ってもドル売り円買いが入り、155円台まで売りが出た。
日米当局によるレートチェック(介入の準備)と報じられたこともあり、週明けもドル安円高が継続。30日に期限を迎える米つなぎ予算の合意が難航し、連邦政府が再び一時閉鎖となるとの観測もドル売りにつながった。さらに、トランプ大統領が直近のドルの急落について質問を受け「(ドルの水準は)素晴らしい」と発言したことで、ドル安容認ではとの見方が広がる形で27日に152円10銭まで下げている。
その後、ベッセント財務長官が「米国は強いドル政策を維持する」と発言したこともあって反発。2月8日の衆議院選挙の情勢報道で与党勢力の優勢が報じられたことも円売り材料となり、月末にかけては反発を見せた。
【豪ドル円】 1月、主要通貨の中で特に堅調な動きを見せた。鉄鉱石などの商品市況の上昇に加え、翌2月の豪準備銀行(RBA)理事会での利上げ観測(実際に2月上旬に実施)が強まったことが買いを支え、23日には2024年7月以来となる109円00銭まで上値を伸ばした。日米当局によるレートチェック報道での円高を受けて、一時106円00銭台まで下げたものの、2026年上半期の追加利上げ見通しを背景に106円台を維持すると、月末にかけて108円台を回復するなど堅調地合いを維持した。
【NZドル円】 11月のNZ準備銀行(RBNZ)金融政策会合での利下げで、中銀は利下げサイクルを終了させたとの見方が広がり、1月は底堅さを見せた。円安の流れもあって、23日に94円02銭を付けた後、レートチェックによる円高で91円40銭台まで売りが出たが、下げ一巡後は反発。月末には93円80銭台を付け、下げ分をほぼ解消した。
【カナダドル円】 円安進行を受けて23日に115円43銭を付けた後、一気の円高に111円75銭を付けた。その後月末には114円台まで反発するなど、比較的しっかりした動きが続いた。対ドルでは12月のドル安カナダ高から、1月前半は対ドルでのカナダ売りが優勢となったが、後半にかけてドル安カナダ高の流れに回帰しており、対円でのカナダ買いを支えた。28日のカナダ中銀(BOC)金融政策決定会合では市場予想通り政策金利が2.25%に据え置かれた。対米関係の不透明感が警戒材料となっているが、直近のカナダ指標の堅調さもあり、目先はカナダ高トレンドとなっている。
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